赤ちゃんの舌が白い原因と取り方について

赤ちゃん　舌　白い　原因　取り方

赤ちゃんの舌の色って綺麗なピンク色のイメージですが、たまに、何気なく赤ちゃんの舌を見た時、白くなっていて、気になる時がありませんか。

はじめて見た時は、「何か病気かしら」と思う位、不安になってしまいます。
でも、赤ちゃんの舌が白くなっているのは、珍しい事では、ありません。

この白くなった状態は舌苔(ぜったい)と呼ばれていて、大人の場合口臭などの原因となってしまいます。

赤ちゃんの場合は、ここに母乳やミルクのカスなどがくっつくために、余計に白く見えてしまいます。
唾液などで、洗い流されて元通りのピンク色に戻るのですが、唾液の量が少ない赤ちゃんでは、すぐにピンク色にはもどせません。

また、空気が乾燥していたりすると、白い成分が舌の上に残っままになり、白い舌が定着してしまう時があります。

人の舌には小さなシワがあります。大人でも牛乳を飲んだ後は、そのシワに牛乳が入り込むので、白く見えてしまいます。
生まれたばかりの赤ちゃんは、授乳を3時間ごとにしています。

短い間隔で、頻繁に母乳やミルクを飲んでいるため、舌のシワに、母乳やミルクのカスが付着してしまい、白く見えることが多いのです。

母乳やミルクのカスが原因の場合の取り除き方は、母乳やミルクの白いカスは、唾液で流されて行くので、自然に消えていきます。
唾液の量かすくないので、時間がかかるかもしれませんが、ピンク色に戻ります。

なかなか、白い色か取れず、舌が白いままなら、舌の表面に汚れがたまりやすい状態になっているかもしれないので、濡らしたガーゼや綿棒で拭きとるようにしましょう。
必ず湿らせたものを利用して下さい。

乾いたガーゼや綿棒を利用して、拭き取ろうとすると、舌の組織を傷つけてしまう可能性があります。
その傷に再びカスがたまりやすくなってしまう可能性が出てきます。

また、単純に母乳やミルクのカスでない場合があります。
湿ったガーゼで拭いても、白く残ったままなら、病気かもしれません。

代表的な病気に「溶連菌感染症」と「鵞口瘡（がこうそう）」の2つがあります。

鵞口瘡は、カビの一種であるカンジダの感染症です。
痛がりませんが、ミルクの飲みが悪くなったり、食欲がおちることがあります。

ほ乳ビンや乳首の消毒が不十分な時や抗生物質などを利用したりして、正常な細菌のバランスが崩れたり、からだの免疫力が低下して鵞口瘡が起こる時があります。

鵞口瘡（がこうそう）は、塗り薬で大抵は治ります。
溶連菌感染症は、発熱を伴ったり、喉の痛みがあります。

様子を見て医療機関に連れていくようにしましょう。

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